バリスタとは



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今日は結構パーソナルな話をしていこうと思います。

21日でちょうどハタチになった大学生の僕ですが、学校がないときはスターバックスコーヒーでアルバイトをしています。

なぜ僕がスターバックスを選んだのか。スターバックスで働き出してこれまで、自分にどんな変化があったか、どんな困難を乗り越えたのか、自分の理想のバリスタ像について話していきたいと思います。

CONTENTS

僕がスターバックスを選んだ理由

僕がバリスタになったのは大学1年生になる前の2月。高校時代はマクドナルドで働いていたので、第一志望の大学に合格して大学生になってもそのままマクドナルドで働こうと思っていました。

そんな中、高校時代一番仲の良かった2才年上のHくんが合格祝いをしてくれた時に、仕事に対する話をしました。少しマセていたのもあり、年上の人との方が話し易かったんですねぇ。

Hくんはその時スターバックスで働いていました。アルバイトの話になった時に、「スターバックスで働くと、いろんなありがたい経験があって、刺激されるよ」と言っていました。

そんなHくんの仕事に対する価値観と僕の価値観が似ていて、今のアルバイト先よりも自分が成長できるかもしれない、と思ったのを覚えています。

ただ、マクドナルドで働いている時もとても楽しかったですし、常連さんとお話しする時間は僕の楽しみでもありました。

しかし、僕のコーチングスキルには未熟な部分がたくさんあり、不安なこともありました。自分がお出しする商品に関する知識もそこまでありませんでしたし、誇りもそこまでありませんでした。あったのは、自分が日本で(当時)一番忙しいお店で働いているんだ、という満足感のみでした。

そんな時に彼が「ゆうたもスタバで働いてみれば?」と紹介してくれたのが、僕がスターバックスを意識したきっかけです。

自分がマクドナルドを卒業するなんて考えていなかったので、そのときは乗り切れませんでした。

しかし日が経つにつれスターバックスでなら今よりももっと良いサービスを勉強できるかもしれない、Hくんのように仕事に対して誇りを持てるのかもしれないという想いが強くなっていきました。

そこで、もう1回Hくんと会い、「面接だけでも受けてみたい」と伝えました。ここまでが、「僕がスターバックスを選んだ理由」です。

スターバックスで働くことで生じた変化

スターバックスでは普通、面接の日から一週間くらいした後に結果が出るのですが、僕の場合は当日に合格が決まり、そのまま従業員専用の部屋に通されました。

自分の誠意、本当にやりたいことが明確なら、通るもんなんですねぇ。。

最初の6ヶ月

僕は暗記が苦手です。

スターバックスで働き出したばかりの頃は、毎日覚えることだらけです。様々なマニュアルがありますし、毎月と言って良いほど出る新作フラペチーノ、新しいサービスなど、レシピすら怪しい僕にとっては本当に頭の中がごちゃごちゃでした。

どんなに「カンペキに覚えた」と思っても、エスプレッソマシンの前に立つと頭が真っ白になり、自分が今何を作っているかも怪しくなってしまいます。

僕は一人前のバリスタになる前で半年かかりました。普通の人なら1ヵ月で乗り越えられる壁を6倍の時間をかけて乗り越えました。

初めて女の子のことを羨ましいなぁと思いました。

よくお母さんが電話で話しながら違うことをメモしているのを「すごいなぁ」と思っていましたが、何かしながら他の何かをすることの難しさを体感しました。

諸説あるらしいですが、違うことを並行してすることは、女の人の方が得意みたいなのです。

男でもできないわけではありません。要領のいい後輩は1ヵ月で難なくこなしてきます。。笑

ある程度慣れた頃

一人でレジもバーもこなせるようになった頃、やっといろんな人から頼られたり、いろんなことを任せてもらえるようになりました。

このとき初めて僕の中に責任感が生まれました。

お客様とも様々なお話をするようになり、常連さんが来ると安心する感覚を感じました。この感覚は、高校時代マクドナルドでも味わった気持ちのいい感覚です。

いつしか、自分のお店が自分の居場所にもなっていました。

いつしかバリスタトレーナーになり、自分の教え子を持つようになっていました。

自分と違う思考だったり、癖をもっている他人と心を繋げるのは大変で、「教えることの難しさ」を感じました。しかし、自分が教えた子がしっかりとお客様にいいサービスをしているのを見ると、自分も嬉しくなる感覚を覚え、いつしか自分の原動力にもなっていました。

様々な困難

そして今。

バリスタとして働く中で、様々な困難もありました。

ある程度スキルを持ち、責任感ももつと、お店のどこを見ても問題点ばかりが目についてしまいます。見るべきところは悪いところだけでないのに、まだまだ目線が子供でした。

どんなに変えたくても何十人という人を動かすことの大変さ、変えたいと願うだけでは変わらない現実の辛さを嫌という程味わいました。

これは、いまだに自分の課題ではありますが、一歩引いた目線でお店を俯瞰し、大人になることで、一つ一つ解消していっています。

自分が変わらなければ周りは絶対に変わってくれない。そう日々自分に言い聞かせて行動するようにしています。

理想のバリスタ像(僕の)

バリスタは、お客様が「また来たいな」と思えるお店づくりを心がけることが一番重要だと思っています。素晴らしいサービス、清潔さ、最高のクオリティ全てが整ったときに「過ごしやすいな、また来たいな」と思ってもらえると思うのです。
コーヒーの長い旅の終わりを見届ける「アンカー」だからこそ、一杯のコーヒーに対する情熱は人知れぬものがあるでしょう。

 

また、他のバリスタに「お客様が過ごしやすい空間をお届けしたい」と思わせられるのが、一人前のバリスタだと思っています。

僕のマクドナルド時代のロールモデルはそういう人でした。信頼できるからこそ安心してお客様とお話しできたし、自信を持って「最高の品質です」ということができる。そういう環境づくりのできるバリスタが僕の理想です。


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