2013年(当時高校1年生)から使っているEvernoteと、あの「Gyazo」の会社であるNOTAが開発し、2016年に発表されたScrapbox。
この二つのノートサービスを個人的に比較し、僕の使い分けを紹介します。
二つのサービスがどういうものなのかここでは紹介しませんので、リンク先で確認してみてください。
僕のEvernoteの使い方
Evernoteにはプライベートになんでも書き込んでいます。プレゼンのスクリプトから、独り言、トラブルシューティングや旅行の持ち物リストまで。
Evernoteのいいところは、ある程度まとまった物を時系列に見ることができることと、様々な端末からのアクセスのしやすさ、適度にプライベートであるところだと思っています。
グループでの編集も可能ですが、僕のノートブックの大半はプライベートドキュメントが占めています。パソコンでチェックリストを並べて、iPhoneでアプリを開きチェックを入れる、と言う手順で作業を行ったり、少し気になった記事をクリップして後で眺めたり、自分のツイートを逐次保存しておき、あとあと検索したり、、、
Evernoteだけで本を一冊かけるくらいその機能は多岐にわたっていますが、以上のことをざっくりまとめると、このような感じでしょう。
- 様々な端末でフレキシブルかつスムーズに閲覧可能である
- 検索性能には優れている(chromeでの検索に対してEvernoteの内容を含めることもできる)
- アプリが入っていない端末でも、ブラウザ経由で閲覧することができる
- 公開リンクを共有してグループで編集することも可能である
- 様々な種類のノートをいろんな軸で分けることができる(ノートブック, タグ, 特定の単語)
注意点
高校1年生から使っているEvernoteを、止むを得ず大学に入ってから有料オプションにしました。無料ユーザは最大で2個の端末間でしか共有できないのです。
僕の場合MacBook(普段の書き込み), iPad(プレゼンや短いメモ), iPhone(チェックリストやドキュメントの確認)の3台で共有しているので、有料オプションにせざるを得ませんでした。
Scrapboxは非営利目的であれば無料で使えるのでここはどう取るか人によって違いますね。
Scrapboxを4ヶ月使ってみて
僕がScrapboxの存在を知ったのは今年の3月でした。
最初は訳も分からず見よう見真似で書いていたのですが、今では手放せないツールの一つになっています。
Scrapboxの特徴は、その拡張性の高さとエンジニアの心をくすぐる設計、ただ書き下すことに意味を見出してくれる点であると思っています。
Scrapboxでは、UserScriptと言うコードを書くことで、様々なスタイルを変えたり、機能を追加したりすることができます。詳しいことはこの辺を見ると理解しやすいかなと思います。
また、ScrapboxはGyazoの会社が作っているため、gyazoのurlを貼ることで簡単に画像を貼り付けることができます。(これとても便利!)
僕は、主にゼミ中のノートや、論文の考察を書く際に使用しています。
ゼミ中のノートは、ゼミのメンバーで共有することで、様々な人の意見を同時に書き込むことができ、Scrapboxの書き込みをもとに議論が活発化します。論文の考察では、「似ている論文」同士をタグで結びつけたり、キーワードの意味を別ページで補足しリンクさせたりすることができます。
Scrapboxはネットワーク構造なので、「どこにどのページがあるのか頭の中で把握しておく必要がない」ことが1番のメリットです。直感で書き下し、後から紐付けしていくことで、ノートの中の位置付けをはっきりさせることができ、思考の整理に繋がります。
まとめ
いかがでしたでしょうか。Evernoteは個人のプライベートなメモ書きや気になった記事の保存場所、複数の端末間での共有に適していて、Scrapboxは思考の書き下しやグループでのリアルタイムな議論ノートとして秀でていると感じています。
みなさんもご自分の使い方を見つけて、この二つのツールを有効活用してみてください。有意義な夏を送りましょう。